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こんにちは!エンジニアのYOUです。
最近ChatGPTやAIアシスタントを触る機会が増えてきて、「このAI、もっとアプリと連携してくれたらな~」と思うことが増えてきました。
そんな中で見つけたのが「MCP(Model Context Protocol)」という言葉。
「...なにそれ?」と思い調べたので、IT技術に詳しくない人にも分かるように簡単にまとめてみました。
MCPってざっくり言うと?
AIが「外の世界」とうまく連携するための共通ルールです。
どういうことかというと、今のAIって「言葉」はかなり上手に返してくれますよね。
でも例えば、
- スケジュールを登録したり
- 社内のデータベースを調べたり
- Excelで計算したり
- APIから在庫情報を引っ張ってきたり
このような「実際の処理」、つまり外部情報を参照したり、登録したりははAI単体ではできないことです。そこで、「AIが外のツールやAPIを使って作業する」ための共通ルールが MCP(Model Context Protocol) です。
MCPを使ってできること
MCPを活用するとAIがこんなことをできるようになります。(厳密にはAIからMCPのメッセージを受け取ったMCPサーバーがやってくれる)
| ユーザーの発言 | AIがやること(MCPサーバー経由) |
|----------------|--------------------------|
| 「今月の売上データ出して」 | 会話の意図を理解 →データベースのAPIを呼び出し |
| 「空いてる会議室ある?」 | 会話の意図を理解 →Google Calendar APIを使って検索 |
| 「この商品の在庫ある?」 | 会話の意図を理解 →在庫確認APIを叩いて返答 |
| 「このコード、実行してみて」 | 会話の意図を理解 →Pythonコードを外部環境で実行&結果を取得 |
つまり、AIに“目や耳、手足”をつけてあげるためのルールだと感じました。
実際に活用する方法
今現在はまだ発展途上にある技術のため、ある程度IT技術に通じている人でないと活用するのは難しそうですが、OpenAI社が正式に採用する方針のため、業界標準として今後発展していきそうなので期待が持てそうです!
■参考
ChatGPTが“AI界のUSB-C”こと「MCP」対応へ 競合・Anthropic発の規格が実質的な業界標準に
まとめると
AI単体では「言葉」はわかっても外の情報は「見れない」し「干渉」もできない。
そこにMCPという共通の「橋渡し」があることで、ようやく実務での使い道が広がる。
MCPはまだまだ発展途上にあるようなので今後に期待!