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エシカル消費
SDGsに貢献する取り組みの一つに、「エシカル消費」という考え方があります。
エシカル消費とは、社会や環境に配慮している企業や製品を積極的に選ぶことで、よりよい未来づくりに参加する消費行動のことを指します。
具体的な例としては、「フェアトレード」や「有機JAS」などの認証マークが付いた商品を購入することが挙げられます。
こうした選択を日常の中で少し意識するだけでも、社会や環境へのポジティブな影響につながります。
「エシカル消費」を意識して行動することで、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献することができます。
今回は、そんなエシカル消費につながる商品を、私たちの身近な存在であるコンビニで見つけました。
バイオマスインキマーク
こちらはファミリーマートで販売されているフィナンシェです。
商品にはバイオマスインキマークがついており、これはバイオマスマークの1種で、このマークが表示されている商品には、すべてまたは一部にバイオマス素材が使用されていることが認定されています。
バイオマスとは、「化石資源を除いた再生可能な生物由来の有機性資源」のことで、具体例としては廃棄物やもみ殻などの未利用資源が挙げられます。
今回見つけた商品のマークには「10」と記載されており、これは印刷インキに約10%のバイオマス由来のインキが使用されていることを示しています。
この認証マークが記載された商品を購入することで、SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成に貢献することができます。
FSC認証
こちらはセブンイレブンで販売されているメガネクリーナーです。
この商品にはFSC認証がついています。
「FSC」とは「Forest Stewardship Council(森林管理協議会)」の略称で、日本の森林破壊に対する問題を解消するために1994年に設立されました。
FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みです。
この認証マークが記載された商品を購入することで、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献することができます。
COTTON USA
こちらは、ファミリーマートで販売されているTシャツで「COTTON USA」のマークが付いています。
このマークは、高品質なアメリカ産コットンが使用されていることを示す証です。
一見すると、SDGsとは関係がなさそうに思えるかもしれませんが、「COTTON USA」の表示には、「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」への加盟と、その検証を受けることが求められます。
この「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」自体が、SDGsの達成に貢献する取り組みを行っていて、環境への負荷を抑えた方法で栽培された綿花の使用を証明する制度です。
このプロトコルの検証を受けることで、その商品に使われている綿が持続可能で環境に配慮した方法で栽培され、流通の過程でも偽装されずに正しく取り扱われていることが証明されます。
つまり、「COTTON USA」マークは、持続可能な方法で栽培された綿が使われている商品であることを示しています。
このような認証マークが付いた商品を選ぶことで、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献することができます。
「SDGsの目標に貢献する」と聞くととても難しいことのように思ってしまいがちですが、実は身近なコンビニからでも始めることができます。
皆さんもぜひ身近なコンビニから「エシカル消費」を始めてみてください。