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Windows11のPCに、DjangoというPython向けのフレームワークを使って、簡単に管理画面の構築が行える手順について書いていくというシリーズ。
第4回の今回は「テーブルの追加」を進めていきます。
■参考までに:過去の記事
※ 第1回の「Pythonのインストール」はこちらから
※ 第2回の「DBのインストール」はこちらから
※ 第3回の「Djangoのインストール」はこちらから
## テーブルの追加
それでは、テーブルの追加を進めていきます。
テーブルの追加を可能にするため、次のコマンドを実行してCRUD機能の追加を行います。
`python manage.py startapp crud`
crud というフォルダが出来ていれば追加は完了です。
プロジェクト名のフォルダ内にある `settings.py` をテキストエディタ等で開き、`INSTALLED_APPS` という設定項目の最後に `crud` を追加します。
以下のようになります。
```
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
'crud',
]
```
設定はこれで完了していますので、実際にテーブルを作ってデータを管理できるようにします。
ご自身の好きなものを管理するテーブルを作っていただいて良いのですが、今回はプロ野球のチームを管理するためのテーブルをまず作ってみます。
crud フォルダ内にある `models.py` を開き、次のようにテーブル定義を記載します。
※「from django.db import models」は最初から記載されているものです
```
from django.db import models
class Teams(models.Model):
name = models.CharField(max_length=100)
location = models.CharField(max_length=100)
```
記載できたら、次のコマンドを実行してマイグレーションファイルを作成します。
`python manage.py makemigrations crud`
crud フォルダの中に migrations というフォルダが作られ、その中に `0001_initial.py` というファイルが作られていればOKです。
次のコマンドでマイグレーションを実行して、テーブルを作成します。
`python manage.py migrate`
テーブルの作成が完了したら、(Windows11)Python×Djangoで簡単管理画面構築②で実施したようにコンテナに移動してテーブルの作成状況を確認します。

テーブル定義の通りにテーブルが作成されていることが確認できればOKです。
GUIで確認したい場合は、以下リンク先の「1-2. GUIツールをセットアップする」を参考にしてください。
・(Windows11)Laravel×Vue.jsの開発環境構築⑤
テーブルの追加については以上で終了です。
次回は最終回、「管理画面へのログイン」です。