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Windows11のPCに、DjangoというPython向けのフレームワークを使って、簡単に管理画面の構築が行える手順について書いていくというシリーズ。
今回は第2回になるわけですが、今回はDBを使えるようにしていきたいと思います。
※ 第1回の「Pythonのインストール」はこちらから
## DBのインストール
DBはDockerを使ってMySQLを用意したいと思います。Docker Desktopのインストールがまだの人は、下記の以前の記事を参考にインストールをお願いします。
・(Windows11)Laravel×Vue.jsの開発環境構築②
まず、Djangoフレームワークをインストールするためのフォルダを、任意の場所に作成します。
フォルダの作成が出来たら、そのフォルダの中に compose.yml を作成し次のように記載します。
```
services:
mysql:
image: mysql:8.4
command: "--innodb_use_native_aio=0"
environment:
MYSQL_DATABASE: [任意のデータベース名]
MYSQL_ROOT_PASSWORD: [任意のrootパスワード]
MYSQL_USER: [任意のユーザー名]
MYSQL_PASSWORD: [任意のパスワード]
TZ: Asia/Tokyo
ports:
- 3306:3306
volumes:
- ./docker/mysql/data:/var/lib/mysql
```
記載時点での最新のLTS版をインストールするため、8.4を指定しています。バージョンについては、実施時の状況に応じて変更をお願いします。
compose.yml の準備が完了すれば、Git BashやPowerShellを起動して、compose.yml を作成したフォルダに移動し、次のコマンドを実行してDBを作成します。
`docker compose up -d`
※ 初回は完了まで少し時間が掛かると思います
作成が完了したら次のコマンドで確認を行います。
`docker ps -a`
このコマンドを実行すると、PC内に存在するコンテナの一覧が表示されますが、その中に今回作成したdjango向けのものが含まれていればOKです。
NAMES列に表示されている名前を控えておいてください。
先ほどの手順では compose.yml 内で、作成するデータベース名やユーザー名、パスワードを指定していましたので、それらが問題なく使えるかも確認します。
`docker exec -it [先ほど控えたNAMESの名前] bash`
上記コマンドを実行してコンテナに移動します。移動できれば、次のコマンドでMySQLに接続します。
`mysql -u [compose.ymlに設定したユーザー名] -p`
実行後、パスワードの入力を求められますので、compose.ymlに設定したパスワードを入力します。
接続できるとプロンプトが `mysql>` に変わります。
その状態で `show databases;` と入力して実行すると、作成済みデータベースの一覧が表示されます。
一覧の中に compose.yml で設定したデータベース名が表示されていればOKです。
今回はここまで。
次回はDjangoのインストールについて説明したいと思います。