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Windows11のPCに、DjangoというPython向けのフレームワークを使って、簡単に管理画面の構築が行える手順について書いていくというシリーズ。
今回は第3回になるわけですが、今回はいよいよ、Python向けのフレームワーク「Django」のインストールを進めていきます。
※ 第1回の「Pythonのインストール」はこちらから
※ 第2回の「DBのインストール」はこちらから
## Djangoのインストール
Pythonフレームワークの Django をインストールします。
Git Bash等を開き、次のコマンドを実行します。
`python -m pip install Django`
Successfully installed Django-5.1.4 asgiref-3.8.1 sqlparse-0.5.3 tzdata-2024.2
といったメッセージが表示されれば成功ですが、次のようなWARNINGが一緒にでていることがあります。
```
WARNING: The script sqlformat.exe is installed in '[Pythonインストールパス]\Scripts' which is not on PATH.
WARNING: The script django-admin.exe is installed in '[Pythonインストールパス]\Scripts' which is not on PATH.
```
このようなメッセージが出ている場合は、メッセージ中に表示されているフォルダについても環境変数に登録する必要があります。
環境変数の設定方法は、第1回の記事に書いていますので参考にしてみてください。
※作業途中で環境変数の登録を行った場合は、使用中のGit Bash等を再起動する必要があります。
次に以下のコマンドを実行して、プロジェクト用のファイルを生成します。
※最後のピリオドも入力対象です
`django-admin startproject [任意のプロジェクト名] . `
そして、以下のコマンドを実行して、DjangoからMySQLを扱うために必要となるツール(mysqlclient)をインストールします。
`pip install mysqlclient`
次にフレームワーク内の設定を行います。
プロジェクト名のフォルダの中に `settings.py` というファイルがありますので開きます。
76行目あたりに `DATABASES` という設定項目がありますので、以下のように変更します。
```
DATABASES = {
'default': {
'ENGINE': 'django.db.backends.mysql',
'NAME': '[compose.ymlで設定したデータベース名]',
'USER': '[compose.ymlで設定したユーザー名]',
'PASSWORD': '[compose.ymlで設定したパスワード]',
'HOST': 'localhost',
'PORT': '3306',
}
}
```
また、次の項目も変更します。
```
LANGUAGE_CODE = 'en-us'
↓
LANGUAGE_CODE = 'ja'
```
```
TIME_ZONE = 'UTC'
↓
TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'
```
Djangoのインストールについては以上で終了です。
次回はテーブルの追加を行いたいと思います。