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プロジェクトを成功させるスケジュール管理ノウハウ

プロジェクトを成功させるスケジュール管理ノウハウ

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どんなに優れた企画や技術があっても、納期に遅れればプロジェクトの価値は大きく損なわれます。

そのため、スケジュール管理はプロジェクトマネジメントの要です。

この記事では、実務で役立つ逆算型スケジュール管理の考え方と、スケジュールを組む具体的な手順を整理しました。


【考え方】

■スケジュールは「期日」から逆算して作る

プロジェクトでは、期日から逆算してタスクを配置することが鉄則です。

まず納期(ゴール)を確定し、作業を分解(WBS化)して必要工数を見積もり、期日から逆算して配置します。こうすることで「どのタスクが遅れると全体に影響するのか(クリティカルパス)」が明確になり、リスクを早期に把握できます。


■バッファーは最後に積む

プロジェクトでは想定外のトラブルが必ず発生します。そのために必要なのがバッファー(余裕時間)です。ただし、バッファーは途中ではなく最後にまとめて配置するのが有効です。

各タスクに細かく余裕を持たせると「まだ時間がある」と油断しがちですが、プロジェクト末尾にまとめて確保することで最終納期を守りやすくなります。バッファーは「保険」として後ろに積む、これが鉄則です。


■依存関係を明確にする

「Aが終わらないとBが始められない」というタスクの依存関係を把握しておくことも重要です。

特に外部依存(レビュー待ち、発注先からの納品など)はリスクが高いため、早めに着手し、余裕を確保しておきましょう。


【実際のステップ】

Step1:期日や重要な会議などの「日時が決まっているものを配置する」
・固定されたタスクは自分で動かせないため、最初に配置します。













Step2:必要なタスクを洗い出す
・スケジュールを計画するために、ゴールまでのタスクをできるだけ具体的に洗い出します。細かく分解するほどスケジュールの精度が高まり、計画が崩れにくくなります。











Step3:期日からタスクを配置していく
・逆算してタスクを並べ、同時に担当者も決定します。責任の所在を明確にすることで、進捗管理がしやすくなります。













Step4:配置したタスクを前に倒して後ろにバッファーを作る

・計画したスケジュールを作業開始日まで前に倒すことで、後ろに余裕が生まれます。もし前に倒せない場合は、各タスクの工数を多めに見積もっているか、期日そのものが早すぎる可能性があります。













【まとめ】

スケジュール管理の基本は、納期から逆算してタスクを配置し、依存関係を把握した上で、最後にバッファーを確保することです。

その上で、実務では固定イベントを先に置き、タスクを細かく洗い出し、逆算で配置し、前倒しで余裕を作る流れが有効です。

これらを徹底することで、納期遅延のリスクを最小化し、プロジェクトを成功に導くことができます。